N様邸の屋根はパット見た感じ、苔が生えてきていて、少し白っぽくなってきたなあ~ぐらいの傷み具合に見えますが、 調査をしてみると表面の塗装がかなり劣化していました。 この状態で「出来るなら、安くする為に足場なしで施工して欲しい」と言われましたが、 正直なところ、屋根の塗装は足場が無くても出来ます。 しかし、ちゃんとした仕事は出来ません。 とくに下地調整! 屋根が新品に近い状態であれば、簡単なケレンや掃除で構わないのですが、苔が生え、塗膜が劣化した状態になると、 高圧洗浄をしっかり当ててあげないと、せっかく塗った高級な塗料は直ぐにめくれてしまいます。 その高圧洗浄の際、汚れが方々に飛び散ってしまい、ご近所に迷惑をかけてしまいます。 それを防ぐためにも、足場とシート必要になってくることを説明したところ、快諾して頂きました。 どれぐらい汚れが落ちるか施工写真をご覧ください!
【施工中】
施工前ですが、 南側の写真です。 どこの家でも、南側は劣化が著しく、北側は苔が生えていますねぇ。
足場の写真です。 この足場にシートを括りつけます。
高圧洗浄してます。
洗浄機のガンの先っちょの青い物分かります? ターボノズルと言うもので、 通常水は扇状に出るのですが、 ターボノズルを付けると、 水が回転しながら凄い勢いを増して出るのです。 洗浄した所としていないところが、 はっきりと分かります。
洗浄の途中で、どれぐらい汚れが出るのか? 写真を撮ってみました。
凄い汚れでしょ? 汚れの大半は高圧洗浄の水圧で方々へ飛び散ったり、 水の流れで下(トユ側)へ流れているにも関わらず、 これだけの汚れが写真で確認できます。 屋根塗装の際、高圧洗浄は必須です。 周りに何もなければ、足場などいらないかも。 ただ、怖くてキッチリした仕事を出来るかどうかは 職人しだいですが。
乾燥したら、 こんなに真白になってしまいました。
コケや汚れはもちろん。 劣化した軟弱塗膜も しっかり除去出来た証拠です!
プライマーを塗っています。
エポキシ樹脂のカラ―ベスト専用プライマーです。
下地調整の次に大事な仕事です。 上塗りの性能が十分発揮されるには、 第一にめくれないこと!
上塗り1回目の状況です。
上塗り1回目完了です。 シリコンタイプのカラ―ベスト専用の上塗りを お勧めしました。
上塗り1回目完了です。
上塗り2回目の状況です。 めくれない事が1番大事ですが、 屋根の上は、すごく厳しい環境な為、 膜厚も必要です。
【AFTER】